展示案内

 
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ミュージアムスポット1
フォルッサ博物館常設展

「カラフルなテキスタイルの町」

常設展「カラフルなテキスタイルの町」は、1800年代から1970年代にかけてのフォルッサの歴史を紹介しています。展示は、1847年にスウェーデンから来たアクセル・ウィルヘルム・ワーレンが、田園風景の広がる村にテキスタイル工場を創立してフォルッサと名付けたところから始まります。「コットン・エンジェル」と呼ばれた女性工員たちの生活や、カラフルな布地が何キロメートルもプリントされた時のこと、コンクリートマンション建築が始まった時のことなど、近代的工業都市として栄えた段階 や市の発展についても紹介しています。

 
 
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ミュージアムスポット2
パターンデザインセンター

クオシケスクス

「クオシケスクス(デザインセンターの意)」は、フォルッサ博物館管轄下にあるプリントテキスタイルデザインセンターです。フォルッサでは、国内最古で最大のテキスタイルプリント工場が1861年より2009年まで生産を行ってきました。この間に保存された膨大な量のテキスタイルが、当博物館のコレクションになっており、コレクションを保存・研究し、公開しているのが「クオシケスクス」となります。

国内最大のプリントテキスタイルを所蔵しているクオシケスクスには、テキスタイル保存に適した空調設備の整った 所蔵室と研究室が備わっています。展示場での常設展では、フォルッサのテキスタイルプリントの歴史やフォルッサのデザインスタジオで働いたデザイナーたちについてや生産段階を伝え、テキスタイルサンプルや原画を公開しています。


写真:ピルッコ・ハンマルヴェリのデザイン原画、1972年
   フォルッサ博物館所蔵

 
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オンラインで見る博物館収蔵品

当館では収蔵品の整理を随時行っており、データベースの内容も少しずつ増えています。ページはフィンランド語のみですが、日本でおなじみのデザイナーの名前を検索欄に入れてみてください 。デザイン原画やテキスタイルサンプル、写真などをご覧いただけます。

 デザイナーの名前:Pirkko Hammarberg、Juhani Konttinen、Raili Konttinen、Katri Mattila、Arja Mattila、Pirkko Hammarberg、Clara Nordfo、Pirkko Hammarberg、Helena Perheentupa、Outi Silfvenius、Mirja Tissari、Aini Vaari 

Tarinoita piipunjuurella
Kuoseja kaikille

写真:1969年フィンランド大統領ケッコネン(写真中)がフォルッサのデザインアトリエ訪問中。右はデザイナーのアリヤ・マッティラ。

 
 
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ミュージアムスポット3

ロンッティスマキ博物館

フォルッサ博物館 から徒歩10分ほどのところにあるカッリオマキ地区には、「ロンッティスマキ」という工場従業員の生活を紹介しているミュージアムスポットがあります。ここでは、1870年代から1930年代にかけて工場従業員と職人が実際に住んでいた木造住宅を3軒公開しています。夏期のみ開館していますが、その他の時期に関しては事前予約によりご来館いただくことができます。フォルッサ博物館 の方へご連絡をお願いいたします。 


所在地: 2. Linja 5-7, Forssa

 
 
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ギャラリーモレッティ

ギャラリーモレッティはフォルッサ博物館1階にあり、展示は年間15回ほど変わります。年に一回公募を行い、国内外で活躍するアーティストたちの展示発表する場となっています。入場は無料です。

「モレッティ」の言葉の由来は金属ローラー捺印にあります。金属ロールにデザインを彫る段階で必要だった道具のひとつがフィンランド語でモレッティです。モレッティを扱うのは高度な技術を要したため、熟練モレッティ師たちは集中力に加え、美的感性と精密さが問われました。フォルッサでテキスタイルプリントが始まったのは1861年、最初は型染めでしたが次の年から金属ロールを使ってのローラー捺印が始まっているので、町の歴史にゆかりの深い言葉なのです。

 
 
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日本巡回展

フィンレイソン展

2020年、フィンレイソン社が創業200周年を迎えたことを記念して、日本でフィンレイソン展が行われています。展覧会には、当博物館所蔵品である、プリントテキスタイルの原画やサンプル生地も出展されています。詳しくは、会場のホームページでお確かめください。


2023年1月21日~2023年3月26日 長崎県美術館(予定)

2022年9月21日~2022年 10月3日  京王百貨店 新宿店(予定)

2022年7月21日~2022年8月8日 阪急うめだ本店(終了)

2022年4月16日~2022年6月5日 四日市市立博物館(終了)

2022年1月15日~2022年2月27日 福岡市博物館 (終了)

2021年10月9日~2022年1月10日 京都文化博物館 (終了)

2021年6月26日~8月29日 新潟県新津美術館 (終了)


フィンレイソン展のオフィシャルページはここから


写真:アイニ・ヴァーリのデザイン原画
                フォルッサ博物館所蔵

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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